手品で乗り切る会社員生活

手品が趣味の会社員のブログです

カードインレモン〜Introduction〜

会社員で手品師のコクトーです。

 

今日はカードインレモン。正直飲み会手品の枠はこえていますが、僕はよくやるのでご紹介。世の中には色々なカードインレモンがあるとは思いますが、僕のやり方はカードを破いた欠片をお客さんに渡して、レモンから出てきたカードに破片がぴったりはまる。というタイプです。

 

事前の仕込みがあるわけで、それをあんまり早くやることもできないので、飲み会前にトイレで仕込んだりしています。正直非常に面倒で苦労の多い手品なんですが、その苦労に見合った反応があるので、ここぞというタイミングで演じるようにしています。

例えば部署全体での忘年会とか、大規模に開催される新入社員歓迎会とか、たまにやってくる大舞台で演じますね。

 

現象としてはお客さんのトランプが消えて、レモンから出て来るわけで、不思議な事が一回だけしか起こらないので、レモンを切るまでの時間を話術で切り抜けるのが難しいところですね。

 

あまりにも色々なバリエーションがある演技ですが、僕のやり方は多分オリジナルだと思っています。Tチップを使うんですが、色々と考えてみて我ながら上手いタイミングで処理をしていて演技がスムーズだと思います。どれほど特殊なことをしているわけではないので、同じことをしている人がいくらでもいそうですが。。。

 

ゲイタンブルーム氏のインターセッサーギミックで演技がもっと楽にできないかと考えたりはしましたが、お客さんから見た印象が変わらないところでの改善には力をかけない性格なのでTチップでの演技を続けています。学生時代に手順を固めてから10年以上繰り返し演じていますが、やっぱり受けますね。マジックショーをするときのトリネタの最有力候補というか不動の一位です。ショーを考えるときにはラストにカードインレモンをやることが圧倒的に多いです。

 

レモン以外にもオニギリ、封筒、キノコの山、など色々なオチを用意しています。最近考えたキノコの山の手順はなかなかお気に入りです。

 

突発的な飲み会でやれるようなネタではありませんが、事前に手品を頼まれていれば準備してでもやる価値のある素晴らしい手品です。何年も前に見せた人から、あのレモンのがすごかった!と言われることもあるくらい、お客さんにとって強烈な印象を残す手品です。