カードインレモン〜Routines〜
会社員で手品師のコクトーです。
では僕のカードインレモンをお客さん視点で。
第一段
・テーブルの上に箱を置く
・トランプをお客さんに選んでもらう
・今日はこのトランプ一枚だけを使います
と言って、他のトランプはポケットに仕舞う
第二段
・このトランプに目印をつけますと言って、端っこを破く
・破れ目がピッタリ合うトランプは世界に一枚だけですと説明
・破片をお客さんに渡して持っておいてもらう
第三段
・残りも細かく破く
・ポケットから小さな封筒を取り出して破片を入れる
・ポケットからライターを出して火をつけると封筒が激しく燃えて消える
第四段
・消えたトランプはテーブルの上の箱の中にあります
と言ってお客さんに箱を開けてもらう
・箱の中にトランプはなくレモンが入っている
・うっかりレモンを入れていたので、ややこしいことになりました
と言って、レモンを切ると棒状に丸まったトランプが入っている
・トランプを広げて、お客さん破片がピッタリ合うことを示して終わる
という感じです。いきなり破く前にアンビシャスカードをやって移動させてから、もっと遠くに移動させます。という演出で始める時もあります。
燃やして消す所はフラッシュペーパーです。自分で封筒っぽい形に切り貼りしたもので演じています。火が使えなさそうな状況の場合は、手の中にトランプを押し込んでおまじないをかけると消えるという演出でやります。
箱は高級感のある木箱を使いますが、カジュアルに演じる場合はポケットの中にレモンを放り込んでおくこともあります。別の演出として巾着袋に缶が入っていて、その中にレモンが入っていて、ついでに新聞紙とナイフが入っていて、というやり方で演じたこともあります。
いずれの場合もレモンに入れようと思って入れたのではなく、移動させた先にレモンがあったので入ってしまったという演出でやっていますが、そこはお客さん的にはどうでも良いようで、完全に自分の中での整合性を保つためだけの演出です。
飲み会の席であればレモンを切って汁が出ても問題無いかと思いますが、演じる場所によっては下に敷くようの新聞紙も用意しておいたりします。あと終わった後のトランプはお客さんが欲しがったときはジップロックに入れてプレゼントしますが、基本的には回収して捨てます。レモンも衛生上あまりよろしくないので、お客さんの手に渡らないように回収するためビニール袋を用意しておきます。
Tチップで破片の手渡しと消失の2ステップを解決しているので、無駄がない動きになっている部分が気に入っています。一応、その部分がオリジナルのつもりです。
と言ったところで終わりです、次回は思い出話を他バリエーションについて書きます。