手品で乗り切る会社員生活

手品が趣味の会社員のブログです

リンキングダイス+α〜Memories〜

会社員で手品師のコクトーです。

 

では、リンキングダイスというかサイコロマジック全般の思い出話。

 

そもそもの話として、僕はサイコロというオブジェクトが好きです。正六面体であることや確率の話に都合が良いから数学でもよく出てきますし、運を天に任せるギャンブル的要素もありますよね。さまざまな要素からサイコロが好きです。

 

昔、マジェイアの魔法都市のサイトでダイススタッキングの記事を読んでから、ダイスカップとカジノダイスを買って練習したこともあります。一応4つのサイコロを積み上げることはできます。エキセントリックのDVD見てダイスのマトリックスを真似して見たこともあります。

 

そんなわけでサイコロというオブジェクトが好きだからこそ、リンキングダイスとPKダイスとスリーダイストリックを買いました。ちなみにダイスと紙コップの手順も買ってたりします。ダイスを使ったチョップカップカップアンドボールをやってみようかという気持ちもあるんですが、まだそっちには手を出していません。カップを使う手順はやる場所がなさそうなんですよねぇ。。。

 

僕としては珍しい動機で手を出した分野なので、どこまで実用化できるか難しいところですが、今後も色々と研究して自分なりの手順を作っていきたいなと思っています。しかしサイコロは商品によって大きさも風合いもバラバラなので、レギュラーとギミックのサイコロを混ぜて使うのは難しそうですね。カードみたいにデファクトスタンダードがあればルーティーンの幅も広がると思うのですが、今のところはどうにもならなそうですね。

 

リンキングダイス+α〜Routines〜

会社員で手品師のコクトーです。

 

では、リンキングダイスとその後のサイコロネタを説明します。

 

第一段

・がま口からサイコロを6個取り出してリンキングダイス

・真ん中だけ同色にしておくことでニセの種明かしにも対応

 

第二段

・サイコロを一つへらし、5色のサイコロで違う手品をやると説明

・がま口の中に入れたサイコロから一つを選んでもらう

・そのサイコロを戻してもらっておまじないをかけると飛び出す

 

第三段

・更にサイコロを減らして3個だけにする

・その3個でスリーダイストリックを行う

 

という流れです。ガマ口のなかに6個のサイコロを入れておけば第一段と第二段は通すことが出来ます。スリーダイストリックをするためには別途ポケットにサイコロを入れとく必要があります。

 

ただこの流れを通したことはまだ一回しか無く、それも手品仲間に見せただけなので一般のお客さんへの受けは未知数ではあります。

またリンキングダイスも毎回見せるたびに微妙にとちってしまい、ベストな演技が出来る段階に至っておらず、練習中の段階です。この歳になると新しいネタを身につけるのが難しいなと痛感します。

 

そんなわけで、まだまだ練習段階ですが、サイコロネタの紹介でした。

リンキングダイス+α〜Introduction〜

会社員で手品師のコクトーです。

 

最近身につけて、まだ数回しか実戦投入していませんがリンキングダイスのご紹介。気軽に持ち歩けて、どこでもできて、練習が楽しいものがしたくなって覚えました。特に最後の練習が楽しいというのは割りと大きな要素です。学生時代に手品の練習に明け暮れていた思い出が懐かしくなり、ひたすら練習したい時期がたまに来ます。そんなタイミングで身につけました。

 

飲み会という観点で考えると、持ち運びが楽なのが良いです。多少テーブルが汚れていても気にせずに出来る気楽さが良いです。トランプは汚れるのが嫌なので。。。

 

僕はガマ口にサイコロを入れて持ち歩いています。コインマジシャンへの憧れがあるのでガマ口好きなんです。原案では同色のサイコロを6個使いますが、僕は2個だけ同じ色で他は別の色のサイコロを使っています。例のニセの種明かしの時に真ん中だけ同じ色なのが重要です、とか説明します。

別の色を使うことで、リンキングダイスの後に同じく野島氏のPKダイスを続けて演じることが可能です。こちらも封筒ではなくそのままガマ口を流用することでコンパクトな道具が最大限活用できます。

さらに続けて野島氏のスリーダイストリックをする流れで構成しているのですが、そっちにつなげようとするとセッティングが面倒になるのが億劫で繋げてやったことはありません。悪くない流れだとは思うので、楽なセッティングができるようアレンジしようかと検討中です。

 

本題に戻ってリンキングダイス。派手さはないですが面白いネタだと思います。学生時代の友人でリンキングシガレットがものすごく上手な奴がいて真似して練習して挫折した過去があるのですが、こちらは比較的楽に身につきました。が、実際に人前でやると手が震えてボロボロでした。練習では出来てたのに本番だとできない、手品らしい手品だなぁと思います。

 

前述したように練習したくて覚えたという経緯もあるのですが、練習楽しいです。正直どれだけスマートに見せるかで評価が変わる手品だと思います。出来るのと、見せられるのは違うという言葉を痛感します。積極的に人前で演じて昇華していきたい手品です。

 

あまりに道具立てが小さすぎて、せいぜい5人位までしか見せられない感じなので、人が多い飲み会では使えませんが、少人数で飲んでる時に渋く演技できたら格好良いと思います。

 

紹介はこんなところで、次回は手順について書きます。

〜Interlude〜最近買った道具

会社員で手品師のコクトーです。

 

定期的に手品道具を買いますが、練習する時間がなく人に見せずにお蔵入りすることも多いです。それを食い止めるために、道具を買うたびに何故買ったのかを記載していこうと思います。そして道具を見た感想と、できれば演じてみての感想を書き加えて行きます。

 

と、いうわけでセオマジックで買ったもの。

ダンボールイリュージョン byジミー中島
②メタルフラッシュテープ
③究極の○×ゲーム
④ギミック500円硬貨の活用法
⑤DP スリーカードモンテ(メガサイズ)
⑥マギーダイスレインボー
⑦DP フラッシュギャグカード

 

以下、購入動機や感想。

ダンボールイリュージョン byジミー中島

・新入社員歓迎会のステージ用

・昔、自作のイリュージョンをやってみたら楽しかったので

 今後もお手軽にできるイリュージョンがあれば入手して研究することにした

 

②メタルフラッシュテープ

・新入社員歓迎会のステージ用、キレイそうなので買ってみた

・積極的に使っていきたいので、あんまり脈絡なく投げてみよう


③究極の○×ゲーム

・本当はTicTac Toeが欲しいけど高くて手が出なかった時に見つけた

・同じタネだと思われるがやすかったので買ってみた

・はっきり言って安っぽいので、そのまま使うか自作するかを検討中


④ギミック500円硬貨の活用法

・コインマジックコンプレックスがあって、たまにこういうのに手を出す

・ネタはわかってたのだけど、活用方法が知りたくて購入

・買って届いてから、クロースアップをする機会がないことを思い出す

・気軽に持ち運べる方法を考えれば、飲み会でも使えるかもしれない


⑤DP スリーカードモンテ(メガサイズ)

・新入社員歓迎会のステージ用

・今年は練習する時間があんまりなさそうなのでお手軽ネタに手を出してみた

・モンテを嫌味なく演じる演出を考えたい


⑥マギーダイスレインボー

・新入社員歓迎会のステージ用

・お手軽で脱力系のネタをいれるとお客さんの緊張がほぐれる気がする

・残念でしたと同じような位置づけで活用予定

 

⑦DP フラッシュギャグカード

・この手の道具もあれば便利かなと思って買ってみた、安いし

・どうやってフォースするのかはまだ考えていない

 

カードインレモン〜Memories〜

会社員で手品師のコクトーです。

 

カードインレモンの思い出話。学生時代に同級生ですげぇ手品のうまいやつがいて、そいつからいろいろな手品を教えてもらいました。そんな師匠とも言える友人に、教えてくれと頼まれて教えたのが、このカードインレモンです。僕から彼に教えた手品って、多分これだけなので、とても印象に残っています。Tチップの使い方に感心してもらえたのが嬉しかったなぁ。

 

お気に入りのバリエーション。キノコの山を使います。ステージで見せる関係上、百均で買い占めた大きなトランプを使いました。演技のはじめにお客さんにキノコの山とたけのこの里、どっち派ですか?と選んでもらいます。キノコの山を選んでもらったとします。その後、選んでもらったトランプの端っこを破って渡すところまでは一緒です。そのあと残りのトランプを折りたたんでクリップで止めます。そしておまじないをかけるとトランプが消えて、手の上にはキノコの山があるという状態。キノコの山とトランプが入れ替わりました、といってお客さんにキノコの山を開封してもらうと、中に折りたたまれてクリップで止まったトランプが出て来る、という流れです。トランプがキノコの山に変わるところがビジュアルで楽しいと思っています。そしてレモンに入れるよりも始末が良いです。大きいトランプで出来るので、ステージでやっても受けると思います。我ながら気に入っているバリエーションです。

 

会社員になってからも何度か本格的なマジックショーをしましたが、毎回カードインレモンかそのバリエーションをトリネタにしている気がします。まさに最強のクローザーです。

カードインレモン〜Routines〜

会社員で手品師のコクトーです。

 

では僕のカードインレモンをお客さん視点で。

 

第一段

・テーブルの上に箱を置く

・トランプをお客さんに選んでもらう

・今日はこのトランプ一枚だけを使います

 と言って、他のトランプはポケットに仕舞う

 

第二段

・このトランプに目印をつけますと言って、端っこを破く

・破れ目がピッタリ合うトランプは世界に一枚だけですと説明

・破片をお客さんに渡して持っておいてもらう

 

第三段

・残りも細かく破く

・ポケットから小さな封筒を取り出して破片を入れる

・ポケットからライターを出して火をつけると封筒が激しく燃えて消える

 

第四段

・消えたトランプはテーブルの上の箱の中にあります

 と言ってお客さんに箱を開けてもらう

・箱の中にトランプはなくレモンが入っている

・うっかりレモンを入れていたので、ややこしいことになりました

 と言って、レモンを切ると棒状に丸まったトランプが入っている

・トランプを広げて、お客さん破片がピッタリ合うことを示して終わる

 

という感じです。いきなり破く前にアンビシャスカードをやって移動させてから、もっと遠くに移動させます。という演出で始める時もあります。

 

燃やして消す所はフラッシュペーパーです。自分で封筒っぽい形に切り貼りしたもので演じています。火が使えなさそうな状況の場合は、手の中にトランプを押し込んでおまじないをかけると消えるという演出でやります。

 

箱は高級感のある木箱を使いますが、カジュアルに演じる場合はポケットの中にレモンを放り込んでおくこともあります。別の演出として巾着袋に缶が入っていて、その中にレモンが入っていて、ついでに新聞紙とナイフが入っていて、というやり方で演じたこともあります。

 

いずれの場合もレモンに入れようと思って入れたのではなく、移動させた先にレモンがあったので入ってしまったという演出でやっていますが、そこはお客さん的にはどうでも良いようで、完全に自分の中での整合性を保つためだけの演出です。

 

飲み会の席であればレモンを切って汁が出ても問題無いかと思いますが、演じる場所によっては下に敷くようの新聞紙も用意しておいたりします。あと終わった後のトランプはお客さんが欲しがったときはジップロックに入れてプレゼントしますが、基本的には回収して捨てます。レモンも衛生上あまりよろしくないので、お客さんの手に渡らないように回収するためビニール袋を用意しておきます。

 

Tチップで破片の手渡しと消失の2ステップを解決しているので、無駄がない動きになっている部分が気に入っています。一応、その部分がオリジナルのつもりです。

 

と言ったところで終わりです、次回は思い出話を他バリエーションについて書きます。

カードインレモン〜Introduction〜

会社員で手品師のコクトーです。

 

今日はカードインレモン。正直飲み会手品の枠はこえていますが、僕はよくやるのでご紹介。世の中には色々なカードインレモンがあるとは思いますが、僕のやり方はカードを破いた欠片をお客さんに渡して、レモンから出てきたカードに破片がぴったりはまる。というタイプです。

 

事前の仕込みがあるわけで、それをあんまり早くやることもできないので、飲み会前にトイレで仕込んだりしています。正直非常に面倒で苦労の多い手品なんですが、その苦労に見合った反応があるので、ここぞというタイミングで演じるようにしています。

例えば部署全体での忘年会とか、大規模に開催される新入社員歓迎会とか、たまにやってくる大舞台で演じますね。

 

現象としてはお客さんのトランプが消えて、レモンから出て来るわけで、不思議な事が一回だけしか起こらないので、レモンを切るまでの時間を話術で切り抜けるのが難しいところですね。

 

あまりにも色々なバリエーションがある演技ですが、僕のやり方は多分オリジナルだと思っています。Tチップを使うんですが、色々と考えてみて我ながら上手いタイミングで処理をしていて演技がスムーズだと思います。どれほど特殊なことをしているわけではないので、同じことをしている人がいくらでもいそうですが。。。

 

ゲイタンブルーム氏のインターセッサーギミックで演技がもっと楽にできないかと考えたりはしましたが、お客さんから見た印象が変わらないところでの改善には力をかけない性格なのでTチップでの演技を続けています。学生時代に手順を固めてから10年以上繰り返し演じていますが、やっぱり受けますね。マジックショーをするときのトリネタの最有力候補というか不動の一位です。ショーを考えるときにはラストにカードインレモンをやることが圧倒的に多いです。

 

レモン以外にもオニギリ、封筒、キノコの山、など色々なオチを用意しています。最近考えたキノコの山の手順はなかなかお気に入りです。

 

突発的な飲み会でやれるようなネタではありませんが、事前に手品を頼まれていれば準備してでもやる価値のある素晴らしい手品です。何年も前に見せた人から、あのレモンのがすごかった!と言われることもあるくらい、お客さんにとって強烈な印象を残す手品です。