ハンキーパンキー?~Routines~
会社員で手品師のコクトーです。
手順の紹介ということで、準備をきっちりやったフル手順を記載します。
第一段
・ハンカチを取り出し、真ん中に注目してもらう
・軽く隠すと、真ん中にコインが出てくる
・その後、ハンカチからビンが出てくる
第二段
・ハンカチの端でコインを隠すと消える
・ハンカチを軽くしごくと、下からコインが出てくる
・コインにハンカチを被せるが、すり抜けて出てくる
第三段
・コインをポケットにしまうが、戻ってくる
・再度ポケットにしまうが、また戻ってくる
・もう一度しまいおまじないをかけると、ジャンボコインが出てくる
・更にもう一枚ジャンボコインが出てくる
第四段
・更に大きなマンモスコインがいきなり出てくる
というのがフル手順になります。が、実際にやるときは簡易版が多いですね。最初のビン出しは飲み会ではさすがに仕込が大変なのでやりません。ラストのマンモスコインも捨て箱からロードするようにしているので、準備が整った環境でしかやらないです。ジャンボコイン二枚は体に仕込むので、比較的場所を選ばずにやれます。
ぶっちゃけポンタ氏の演技のデッドコピーですね。。。
ポンタさんみたいに上手くできたら良いんですけどね。
第一段でいきなりビンを出しますが、飲み会では準備が面倒なのでやりません。飲み会用の別の手順として、コインの後にテーブルの上にあるビールジョッキを出してみたりすることもあります。事前に位置を調整しておいて、コインに視線を集中させていれば、案外スムーズにスチールできます。
第二段は状況によってやることを変えます。リテンションバニッシュをすることもあるし、中に包んだコインが出てくる演技をすることもあります。
第三段の戻ってくる所は、上手い人ならしつこく繰り返して笑いを誘ったりするかと思いますが、僕は技術に自信がないのでさらっと流します。戻ってくるときの演出として「コインをポケットに入れたのに言うことを聞かない」という話をするときもあります。ポケットに入れたけど戻ってきて手品が終われない→軽くたたいてポケットにしまう→いうことを聞かずに戻ってくるばかりが大きくなって戻ってくる→さらに仲間の10円玉まで連れてくる。というストーリーで見せています。ジャンボコイン二枚をぶつけ合わせると音も大きいので派手に見えますね。
クライマックスの第五段はジャンボコインをお客さんに手渡すと、そちらに視線が集中するので、その隙にマンモスコインを手元に置いていたカバンからスチールして出します。マンモスをハンカチに隠すのは位置調整が難しいのですが、まぁ多少見えてても視線が外れていればなんとかなります。本当はボディロードにしたいんですが、体に仕込んで演技前に落ちたのはトラウマがあるので諦めています。飲み会中に仕込んどくのは無理がありますしね。
テクニックのみで演じるワンコインルーティーンではジャンボコイン一枚が限界ですが、ハンカチをうまく使うことでマンモスコインまで出せる手順となります。コインマジックというよりはプロダクションに近い手順ですが、気に入っていてよく演じています。
今日はこの辺で、次回は思い出話などを書きます。