サルバノのシルク〜Routines〜
会社員で手品師のコクトーです。
僕のシルクの手順をお客さん視点で書きます。
第一段
・お客さんからハンカチを借りる
・左手の拳の上にかけて、お客さんに指で凹みをつくってもらう
・そこにおまじないをかけると、長いリボンが出て来る
第二段
・リボンを凹みに押し込む
・おまじないをかけると通り抜けますと説明する
・ハンカチを取り去るとリボンがない、左手の拳から出て来る
第三段
・今度はハンカチ無しでやりますといって左手の拳にリボンを押し込む
・おまじないをかけると通り抜けますといって左手を開くとリボンがない
・通り抜けています、裏側に行ったわけではなく、中に入っていますと説明する
・左手を上に上げて、こうすると肩くらいに来ますと説明
・そのまま飛び跳ねて右肩、右肘を移動して、右手に来ました
・と言いながら、右手の拳からリボンを取り出してみせる
第四段
・今度はお客さんと一緒にやりますと言って左拳に押し込む
・投げるから受け取ってくださいと言って投げると左手にリボンがない
・キャッチに失敗しましたね、といってお客さんの袖口からリボンを取り出す
第五段
・再びハンカチを左手にかけてお客さんに凹ませてもらう
・凹みにリボンを押し込む
・このままだとさっきみたいに逃げられるので、蓋をしますという
・ポケットからコルクを取り出して凹みにフタをする
・おまじないをかけるとリボンはなくなっている
・ハンカチをお客さんに返して終わる
面白い手品なんですが、やっぱりオチが弱い気がしますね。さほど特殊なことはしない構成ですが第三段の通り抜けて中に入っていますといって、右手から出す所は、我ながら馬鹿馬鹿しい演出で気に入っています。
第四段のお客さんに投げるところも動きが大きくなり舞台が広がるので楽しいです。特に子供にうけますね、パーカーを着ている人がいたらフードから取り出したりもします。逆に大人ばかりの飲み会ではやりにくい手順だったりもします。ワイシャツの上に上着をきている男性だとやりやすいかなと思います。
そして問題の第五段のクライマックスがなんとも言えず弱いですね。一応フタという小道具を追加して誤魔化してはいますが、これまでの移動現象に対して消えるという現象はグレードが落ちているような。。。
クライマックスを無理やりひねり出すとすれば。。。
・ポケットから栓抜きを取り出しておまじないをかける。ハンカチからビール瓶が出て来る
・リボンではなく白いシルクを使う、実はこれハンカチじゃなくてお化けなんですと言ってスポンジお化けを出す
・最後はリボンではなく数メートルに及ぶ大量のハンカチがでてくる
と言ったところでしょうか。ただどれも飲み会で即興でやるには準備が面倒ですね。マジックショーには良いのですが、飲み会手品としては厳しいところです。即興で出来て、ちゃんとしたオチがつくアイデアを検討していきたいと思います。
今日はこのへんで、次回は思い出話です。