手品で乗り切る会社員生活

手品が趣味の会社員のブログです

ホーミングカードプラス〜Memories〜

会社員で手品師のコクトーです。

 

ホーミングカードプラスの思い出話。チャイナリングのときにも書きましたが、この手品もMrマリック氏に見せてダメ出しを受けました。

こちらについては相手が考えるよりも前に話を進めすぎと注意されました。確かにマリック氏の演技スタイルは相手に不思議であることをじっくり説明して現象を強めるスタイルに思われるので、ご指摘はもっともです。

とはいえ僕は不思議さよりも楽しさの方を重視しているので、不思議であることをじっくり噛み締めさせるような演技はあんまり好きではなくて。。。結局は好みの問題ですね。

 

この手品自体は学生時代にサークル仲間がやっているのを見て、面白かったのでレパートリーに加えました。それなりにカードマジックの経験があれば見ただけで真似して通せてしまえるのがこの手品の良いところであり悪いところですよね。そういうところも不思議さよりも楽しさを重視した演目の特徴ですね。

 

お客さんの反応で印象的だったのは、ポケットのカードをお客さんに取り出してもらうところがセクハラにあたるのではないか?と指摘を受けたことと、取り出して渡していく時になんで!さっきはなかったのに!と悲鳴があがったことがあります。前者は会社の仕事仲間で飲みに行って演じた時なので、ただのヤジですね。後者はお客さんが今の現象の何に驚いているのか?を考えさせられます。お客さんには取り出したトランプが違っていたから次のトランプが飛んできて、それでも違うから次のが飛んできて、という移動が何度も繰り返されるという認識をしてもらうべきなんでしょうね。演じる側としては深く考えない部分ですが、お客さんにどういう風に不思議がってほしいのか?をよく考えて演出をするべきだと改めて認識しました。

 

トランプの移動現象ということで、アンビシャスカードともろかぶりなので、どちらを選択するかを良く悩みます。個人的にはアンビシャスカードよりもホーミングカードプラスの方が好きですが、上着を着ていないときにはできないのでアンビシャスカードも出番が多いです。アンビシャスカードを演じた次の飲み会くらいでホーミングカードプラスをするというのが、大体のセオリーになっています。お客さんにはアンビシャスカードでトランプマジックに慣れておいてもらう、というイメージですね。

 

と、いうことでホーミングカードプラスに関する思い出話でした。